【MUSHUGENの知恵袋6】奥深いニオイの世界|単位”ppm”の話
皆さんこんにちは。MUSHUGENオンラインショップ担当のむっぴーです。
こちらのグラフは以前の読みもの「無臭元マスクAir-ネイビーで口臭対策」にて無臭元マスクAir‐ネイビーの消臭力を実験結果を紹介した際に使用したグラフです。
当ショップではなるべくわかりやすい様に伝えることを心掛けおり、馴染み深い除去率(%)という数値を使っています。実際の実験では4ppmの硫化水素を充填し、実験後は”未検出”という結果があり、除去率99.99%以上という結論になっています。
分析の世界では未検出=0ではないんですね~。例えば0.02ppmまで測れる機械で未検出でも0.002ppmの可能性があるからだそうです。
さて、ここで出てくるppmという単位、皆さんはご存知でしょうか?なかなか馴染みのない単位だと思いますが、最近では密の目安として室内の二酸化炭素濃度が表示されているお店も増えてきたので見たことある方もいるかもしれませんね。
当ショップでの試験結果の話でもこの”ppm”という単位は避けて通れないのですが、そのイメージが湧きにくい方も多いと思いますので今日はこの”ppm”について解説したいと思います。
ppmはparts per millionの略
読み方はピー・ピー・エムです。主に気体や液体の濃度を表示する際に使われています。濃度表示で皆さん馴染み深いのは”%”という単位ではないでしょうか?水90g、食塩10gの食塩水100gの濃度は”10%”と表示されますね。また、空気中の酸素濃度は21%と言われていますね。
ppmは100万分の1の意味で1ppm=0.0001%です。酸素濃度をppmにすると210,000ppmという事になります。上の実験で使用した4ppmの硫化水素がもの凄く薄く感じちゃいますね。ですがその4ppm、鼻で嗅ぐと「ウッ!!」っと鼻を背けたくなるニオイなのです。
それもそのはず!硫化水素はなんと0.00041ppmでニオイを感じると言われています!同じく口臭の原因となるメチルメルカプタンも0.00007ppm、汗のニオイの原因となるアンモニアは1.5ppm、イソ吉草酸は0.000078ppmでニオイを感じるといわれています。(公益社団法人におい・かおり環境協会より)
%ではとても表示出来ないぐらい数値ですし、ほぼ0じゃん!って言いたくなる値ですよね。
つまりここで言いたいのはそれだけニオイ対策って難しいんです!ほぼ0までニオイを消しても人間の鼻ってニオイを感じてしまうんです。
なのでニオイ対策にはしっかりしたものを選ぼう
こんなに薄い濃度でも感じる人間の鼻が凄いのか、そんなに薄い濃度でも臭う悪臭物質が凄いのかはわかりませんが、ニオイ対策にはしっかりとしたものを選ばなければいけないという事は分かっていただければ嬉しいですね。
当ショップでは60年以上培ってきた消臭技術製品の販売を実施していますのでぜひチェックしてみてくださいね!
それでは今日はここまで~
MUSHUGENオンラインショップ むっぴー
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